VIPPERのあんたがたに挑戦します
〜黄色週間〜
Neo NetPrint System
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変更された過去(ネプリシステム内に保存)
■勇者の過去

今日は新潟へ遊びに来た。
新潟と言えば米処。
私の母は煎餅が大好きなので、ここ新潟で買った煎餅をお土産に送ってあげようと思い、
宅配便を扱っているコンビニを探した。

「コンビニコンビニ・・・っと・・・」

都会と違い、思うように見つからない。
しばらく探してようやく見つけた。

「すいません、宅配便お願いしたいんですけど。」
「あ、じゃあ、こちらの送り状に必要事項を記入して下さい。」

えーっと・・・ここがこうで・・・あっ!失敗した!
「すいません、書き間違えちゃったんでもう一枚下さい。」
なんか後ろで舌打ちが聞こえる。

振り返ってみると、ただでさえ目つきの悪そうなヤツが血走った目でこっちを見ている・・・。
なんなんだこいつは・・・早く書かなきゃ。

失敗した!
「度々すいませんもう一枚下さい。」
・・・・・・・・・。
ぎゃー!また失敗した!
・・・・・・・・・。
「すいません・・・もう一枚・・・」
また失・・・
あせるなあせるな、ここは一つ深く息を吸って・・・。

書けた!
「書けました。これでいいですか?」
「はい、それでは荷物をお預かりします。」
「時間が掛かってしまいすいません・・・。」
「こちらが控えになります。ありがとうございました。」

私は控えを受け取り、店員に礼を言った。
そして店を出ようとレジを背にしたその直後、後ろから男の罵声が聞こえた。

「はぁ?なんだとこの野郎!」
「申し訳ありませんお客様、もう送り状が・・・」
「あーもういい!こんなもん送るのやめだ!やめ!やめ!」

私が振り返ると、さっき私の後ろに並んでいた男が、
店員に向かって持っていた荷物を投げつけていた。
次の瞬間、男は足早に私の横を通り過ぎ、そのまま店を出て行ってしまった。
荷物を投げつけられた店員の足元には、箱から飛び出した餅が転がっていた。
店員は呆気に取られた表情で空箱をしっかりと受け止めていた。

なんだったんだあいつは・・・・
私は男に呆れつつ、店を後にした
店の自動ドアが開いた瞬間、私は思わずつぶやいた。
「いきなりキレる若者ってきっとこういう奴なんだ」

安田刑事
2月末の『DHMO事件』の黒幕を追い続け、捜査線上に「山田一郎」なる人物が浮かんできた。



山田一郎、
25歳、
所在は不明(逃亡生活をしていると思われる)
大学生の頃まで住んでいたという実家の近隣住民の証言によると、
昔から内向的な性格であまり外に出ることはなかったが、
ある時から思いつめたように独り言を言いながら、
外に出歩く姿が見かけられるようになった。
それ以降、たびたび対人トラブルを起こし、前科2犯。
ネット上では「六芒星」と名乗っていたらしい。



そんな時、ある事件の捜査過程で山田の記録が発見されたとの一報が!

【現場写真】
現場写真



被害者:イエ郎
年 齢:23歳
死 因:自殺(首吊り)
状 況:
 ・頸部圧迫による縊死。
 ・遺体の傍らには、
  「何度も何度も非通知で電話がかかってきて、秘密にしていたあのことを言われた。
   もう生きてはいられない。死にます。」
  と書かれた紙が落ちていた。
  筆跡は本人のものと一致。
 ・イエ郎宅の電話の通話記録を調査したところ、
  同一電話番号から執拗に発信されていた履歴が確認された。
 ・発信元の電話番号と山田一郎の行動調査を照会した結果、
  同電話番号から発信した日時、地域と山田の行動記録が一致することが判った。
 ・この事から殺人には至らないものの、自殺教唆にあたると言える。
容疑者:山田一郎



Dr多摩
あのイエ郎が自殺とは!
何を…一体何を言ったのだ!?

む?なんだ?今回はパスワードじゃなく、新型ネプリからはURLが出ているな。
私の設計では、パスワードしか出ないはずなんだが・・・。

しかし、きっとこれがイエ郎を救う手掛かりとなっているはずだ。
皆!イエ郎を救ってくれ!

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AGIT

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